ノンシリコンシャンプーってどんなもの?
ノンシリコン=いいものって思ってるんだけど違うのかなぁ?
そもそもシリコンってなんだろう。最低限の知識を得て、シャンプー選びをしたいです。
という疑問にお答えします。
この記事の結論、シリコンは髪にとって悪いものでは無いです。
手触りが悪い乾燥した髪の毛をしっとり落ち着ける効果があるのが、シリコンだったりします。
この記事を書いている僕は、現在小さい美容院を経営し、月間200名のお客さんを担当しています。
お客さんにいつも伝えている事は、美容院のスペシャルケアと、あなた自身が自宅で行うホームケアが、どちらも大事で欠かせないということ。
さらに、お客さんと話していていつも思うのが、ノンシリコンという言葉が一人歩きしているということ。
ノンシリコン=あなたの髪にとってベスト、というわけではありません。
この記事を読めば、ノンシリコンシャンプーの基本は理解できるはず。
さらに、ノンシリコンという“売り”でシャンプーを選ばなくなるので、今よりあなたに合うシャンプーが見つけやすなりますよ。
※2分くらいで読めます、最後までお付き合いください。
目次
ノンシリコンシャンプーとは?

その名の通り、シリコンが入っていないシャンプーです。
こんなあたりまえのことをなぜ言うのかというと、シリコンについて知らない人が多すぎるからです。
シリコンとは?
シリコーンとも呼ばれますが、成分はケイ素と他素材を混ぜ、油状、樹脂状、ゴム状など使いやすくしたものです。
別に悪いものではないし、その使いやすさから色々なものに使われています。
シリコンが入っていないことで、髪にどんな影響があるのか、
なぜ、シリコン=悪みたいな認識になってしまったのかを詳しく解説していきますね。
ノンシリコンシャンプーのメリットデメリット
ノンシリコンシャンプーのメリットは、さっぱりした洗い心地と、安心して使える成分(シャンプーの中身)です。
ノンシリコンシャンプーはシリコンが入っていない分、手触りや指通りのよさを補う成分が必要で、大抵の質のいいシャンプーは、それを天然由来の成分で補います。
油分などを天然成分から補って、手触りをよくすることが多いです。成分にこだわる敏感肌の人にとっては、大きなメリットですね。
どんなシャンプーも合わないと感じる人は、一度ノンシリコンの天然由来成分で作られた質のいいシャンプーを使ってみるべきです。
長年の悩みがなんだったのか、、という変化を感じた体験談もたくさん聞きますよ。
【商品数が多くて選べない人向け】ノンシリコンシャンプーおすすめ商品4選におすすめ商品を詳しくご紹介しているので、興味ある方はどうぞ。
逆にデメリットは、髪の毛がきしんで扱いづらいこと、ですね。
シリコンの“手触り向上メリット”を考えるとこうなります。
意識してほしいポイントとしては、ノンシリコンシャンプーを使い続けるにあたって、このデメリットに我慢できないなら使わない方がいいです。
もしくはしっかりシリコンが入っているコンディショナーや、トリートメントなどを併用すべきですね。
ノンシリコンシャンプーできしむ髪の毛の手触りを改善する方法【きしみ具合もチェックしよう】の記事内に解決方法を書いたので参考にどうぞ。
ノンシリコンシャンプーを使う際に考えてほしいこと
単純にシリコン=悪ではなく、もっと細かく見てほしいということです。
問題なのは、シリコンの
・質
・配合量
この2点。
さらに、毎日のシャンプーの際、しっかり洗い流せているか、です。
ここがもっとも重要かもです。
ではなぜ質の悪いシリコンを大量に配合するのでしょうか?
それはシャンプーの1番大事な部分、洗浄成分の質の悪さをカバーするためです。
質のいい洗浄成分でシャンプーを作ると、コストがかかり、値段があがります。
ドラッグストアで売られている、いわゆる市販のシャンプーは安価な洗浄成分メインで作られていて、特徴は洗浄力の強さです。
その強い洗浄成分で髪の毛が必要以上にぎしぎしにならないように、シリコンを大量に配合するわけです。
トリートメントやコンディショナーは、“指通りのスルッと感”を強調するためですね。
シャンプーの成分については、シャンプーの成分を知ると、あなたに合うシャンプーが見つかります【洗浄成分が大事】に詳しく書いたので、参考にどうぞ。
シリコン原因のトラブルでやっかいなのが、カラーリングの際、色が入りづらくなる、パーマがかかりづらくなるなど。
この部分はシャンプーではなく、コンディショナーやトリートメントのシリコンが問題だったりします。
しっかり洗い流すと効果半減みたいに感じて、控えめにしている人が多いのですが、コンディショナーなどはしっかり洗い流すのが正解ですよ。
おそらく、このシリコンの悪い部分がクローズアップされたのと、ナチュラル志向の方が増え、オーガニックシャンプーが人気になったことで、
ノンシリコン=悪いものが入っていない、いいシャンプーの代名詞みたいになったと僕は考えています。
まとめると、質の良いシリコンが、適量配合されているシャンプーや、トリートメントは使うべき人が多いと思います。
すべてを悪と決めてしまうのはもったいないです。
ノンシリコンシャンプーが合う人の髪の毛の特徴とは?

カラーリングもパーマもやっていない(髪の毛が痛んでいない)人と、髪質が、細くて少なめ、俗に言う、猫っ毛の人です。
ノンシリコンシャンプーが合わない人の特徴
ぶっちゃけ、カラーリングもパーマもしていて、髪の毛が痛んでいる人に限って、ノンシリコンシャンプーを選びます。
ノンシリコンシャンプーや、トリートメントを使っても、髪の毛の痛みが改善するわけでは無いです。
いわゆる髪にいいものを使えば、髪の状態がよくなるという部分の勘違いです。
髪の毛が痛んでいると、指通りが悪くなりますよね、痛みによる乾燥が原因です。
よくある勘違いで
ノンシリコンシャンプーを使い続ける→
乾燥対策にはノンシリコンは向いていない→
結果、症状は改善しない
このような負のループに入っている人を多く見かけます。
理由としては、手触りをよくするシリコンが入っていないので、ぎしぎし感の改善は実感できないからです。
裏を返せば、髪の毛の痛み対策には、多少のシリコンが必要ということです。
※厳密に言うと、シャンプーにはシリコンが配合されてなくても大丈夫なのですが、髪の痛み対策として、セットで使うコンディショナー等にシリコンが高確率で配合されています、結果的に完全に排除は難しいですし、満足度は低くなるという事です。
髪にいいからといって、髪を扱うことにストレスを感じるようだと、個人的には本末転倒かと思います。
理想は、扱いやすく、美しい髪です。あなた自身で髪の毛を上手にコントロールできることが大切ということです。
ノンシリコンシャンプーとは?まとめ
今回はノンシリコンシャンプーとは?という部分を深堀りしてみました。
この記事でわかってほしいことは、ノンシリコンという言葉に惑わされず、ヘアケアしてほしいということです。
違和感を感じたなら、我慢して使い続けるのは意味がないということです。
しっかりとあなたに合うものを見極めましょう。
それでは今日はこのへんで、またお会いしましょう。


