シャンプーの正しいやり方を知りたいです。
こだわってシャンプー選びをして、なんとなく自分に合ったシャンプーを見つけたのですが、いいシャンプーを選んだ分、100%活かしたいと思っています。
やはり本質はしっかり洗えているかだと思うので、正しい洗い方をマスターしたいです。
シャンプーの流れを含め、注意点なども知れたら助かります。
このような疑問にお答えします。
この記事を書いている僕は、現在小さい美容院を経営し、月間200名のお客さんを担当しています。
お客さんにいつも伝えている事は、美容院のスペシャルケアと、あなた自身が自宅で行うホームケアが、どちらも大事で欠かせないということ。
特にシャンプーは、自宅でのヘアケアの基本中の基本です。
正しいシャンプーのやり方で意識することは、
・予洗いとすすぎ
・泡立ち
・頭皮を洗う
この3点です。
この3つを意識して、あなたに合うシャンプー選びができていたら、きっと髪と頭皮の悩みは80%くらいは解決するはずです。
日々のシャンプーはとても大事なので、是非この記事の内容を参考にしてください。
✅この記事の内容
・正しいシャンプーのやり方と流れ
・正しいシャンプーのやり方とセットでやってほしい事
正しい洗い方を意識して洗うのは、ぶっちゃけめんどくさいです。
ただ、長い目で見ると必須なスキルなのでこの機会に習得しましょう。
目次
正しいシャンプーのやり方と流れ

シャンプーの流れは、
予洗い→泡だて→頭皮を洗う→すすぎ
この4ステップです。
なんだかあたりまえにやっていることに見えますが、それぞれをこだわると、劇的に仕上がりや満足度は変わります。
特に大事なのは、前半の2ステップ、予洗いと泡だてです。
さっそく、ステップごとのやり方や、注意点を詳しく解説していきます。
予洗い

実は予洗いは、この後の流れを円滑に進めるために、1番重要な工程です。
まず、お湯の温度ですが、夏場は38℃前後、冬場は40℃前後が適正です。あなたの好みに合わせて多少の調整はOKです。
知らない人も多いのですが、髪や頭皮の汚れは、お湯での予洗いで70〜80%は洗い流せます。
ヘアワックスやヘアオイルなど、整髪剤をつけている場合は予洗いのあとのシャンプーが大事になってきますが、基本的には予洗いをしっかりやれば、心配ナシ。
予洗いのやり方のポイントは、手の指をしっかり立て、常に頭皮を感じながら頭全体をしっかりカバーすることです。

写真のように、しっかりと指先で頭皮を感じながら洗いましょう。
指を開きすぎると洗い漏れが出るので、自然に指は開き、丁寧に前後に動かします。

イラストの手順で、洗い漏れが無いよう意識してください。頭の前方から始まり、後頭部までしっかりと頭皮を感じながら手を動かすのがポイントです。
大体3回ほど、この洗うパターンを繰り返せば、しっかりと予洗いはできているはずです。爪を立てず、指の腹でしっかりと洗いましょう。
泡立て

頭全体に、ふわふわの泡を行き渡らせるのがポイントです。
なぜしっかり泡立てることが必要なのか?
なぜ、しっかり泡立てないといけないかというと、汚れや皮脂を、泡の力で浮かせることが大事だからです。
これができていないと、汚れや皮脂は頭皮に残り、頭皮トラブルの原因にもなります。しっかりと泡立て、ふわふわの泡が頭全体に行き渡れば、予洗いからの流れは完璧です。
注意点としては、シャンプーの種類によっては泡立ちがあまりよくないものがあり、泡立ての難易度が高い商品もあります。
オーガニックシャンプーや、アミノ酸シャンプーなどが少し泡立ちにくいですね。ただ、しっかりした予洗いと泡立てのポイントを押さえていれば問題ナシです。
シャンプーの成分でこれらはざっくりと確認できますので、詳しくは、シャンプーの成分を知ると、あなたに合うシャンプーが見つかります【洗浄成分が大事】を参考にしてください。

泡立ての手順と注意点
まず、シャンプー剤を手のひらに出す量を、一回分、500円玉硬貨1枚ほどの大きさに統一してください。

ショートヘア→500円
ボブ〜ミディアム→1000円分
ロング→1500円分
みたいなイメージでOKです。泡立ち具合を見ながら、少しづつ足しましょう。
その後、手の指をしっかり動かしながら、空気を含ませしっかりと泡立てます。
きめ細やかで、すぐに泡切れしないような泡を、頭全体に行き渡らせることができればOKです。
ついついテキトーにやってしまいがちなこの工程も、こだわってやることで洗い上がりの満足感は変わってきます。
予洗いと泡だての前半2ステップがしっかりできるようになると、ぶっちゃけ、あとの2ステップ(頭皮を洗う、すすぎ)は簡単です。
その理由は、テクニックや、コツうんぬんではなく、丁寧に行えばいいだけだからです。
では、あと2ステップを、さらっと解説していきます。
頭皮を洗う〜すすぎ

繰り返しますが、丁寧にやればOKです。
なんだかテキトーな感じに聞こえるかもですが、すいません、コツとポイントはこれ以外にありません。
最初の2ステップがしっかりできていれば、シャンプーのよさは十分に感じれますし、汚れや皮脂もしっかり落とすための準備はできているので、あとはめんどくさがらず、丁寧に手を動かすだけです。
しいていえば、
・爪を立てず、指の腹で頭の隅々までしっかりと洗う
・シャンプーの泡のヌルヌル感が無くなるまで、丁寧にすすぐ
このあたりを意識することは大事ですかね。
そして、誰しも自己流のシャンプーの流れってあると思います。毎日あまり意識せず、繰り返している、洗い方のことです。
頭のてっぺんから洗い始め→耳周り→後頭部→えりあしで終了
例として、こんな感じだと思います。
上記したような、洗い〜すすぎのポイントである丁寧さを意識すると、このような“MYシャンプーの流れ”では、足りないことがほとんどです。
とはいえ、難しく考える必要は無く、MYシャンプーの流れを数回繰り返せばOKです。簡単ですよね。
工程を1回だけでは無く、繰り返すことで、洗い漏れ、すすぎ漏れは解消できると思います。丁寧さ=繰り返すこと、という場合も多々ありますからね。
めんどくさがらず、”もう一周!”みたいな感じで、繰り返しましょう。
正しいシャンプーのやり方とセットでやってほしい事

頭皮をしっかりシャンプーで洗浄できたら、頭皮を活性化するスカルプ(頭皮)ケアにも、力を入れるべきですね。

この記事に、自宅ヘッドスパの準備物からやり方、注意点までしっかり解説したので、参考にしてください。
日々しっかりシャンプーをしていても、どうしても落としきれない汚れや皮脂もありますし、毎日蓄積する疲れやストレスから、ちょっとでも解放される時間を意識的に作ることは、必須だと思います。
この2点をカバーできるのが、自宅でのヘッドスパです。週1回、まずは週末から初めてみてはいかがでしょうか?
✅おすすめの便利グッズも、ご紹介しています。

シャンプーのやり方まとめ
今回は、正しいシャンプーの洗い方と注意点、セットでやったほうがいいことについて解説しました。
正しいシャンプーのやり方を身につけ、頭皮ケアも合わせて実践することが、年齢を重ねるごとにでてくる頭皮トラブルや、髪の悩みに対処できる、1番簡単な方法です。
この機会にしっかりと、今までの”なんとなく”を見直し、日々、いい感じの髪の毛や頭皮の状態を手に入れましょう。
それでは今日はこのへんで、また。
✅まだ、自分に合うシャンプーが見つかっていない人は、こちらの記事が参考になります。



